


愛称は全国公募により、愛称ロゴマークは府内在住・通学高校生からの公募により決定。

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日本には、日々折り目正しくあろうとして育んできた大切な伝統があり、深い精神性が込められた文化があります。また、様々な交流の中で創造性あふれる豊かな文化を生み出してきた気概があります。
そのような日本人の「こころ」が、隅々まで息づくここ京都で、日本文化の良さを改めて見つめ直す中から、来るべき時代を生き抜いていく知恵と新たなライフスタイルを創造していこうとの気持ちを込め、「こころを整える~文化発心(ほっしん)」をテーマとしました。


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京都で開かれる国民文化祭。これを機に、わたしたちは一度立ち止まり、次のように問いかけてみたい。経済・社会の激しい変化と地球を覆うグローバル化の流れの中で、わたしたちは何かを忘れ、失ってきたのではないか、と。そして、あまねく国民にとって文化とは何か、と。
家族で食事をするときに「いただきます」や「ごちそうさま」を言う人は6割あまりとの調査結果がある。また、レストランなどで食事をしたとき、「お金を払っているのになぜ『いただきます』と言わなければならないのか」という意見もある。「いただきます」や「ごちそうさま」ということばには、調達から調理、配膳にいたるまで食の用意にかかわったすべての人びとに感謝するとともに、食材そのものにも感謝するという、日本人の深い精神性が込められている。それは、わたしたちが日々折り目正しくあろうとして育んできた大切な伝統であり、文化である。
こうした文化には、ある行為、ある段取りをきちんとするなかで「こころを整える」という知恵が込められている。急須でお茶を入れ、墨をすって手紙を書く。それは単にのどを潤し、用件を伝えるということのみではなく、“お茶を入れる”“墨をする”という時間を持つこと自体に深い意味を見いだすものである。
京都は、衣食住の様式から社交の作法、自然環境と調和した暮らし方を編みだし、さらにそこから、粋(すい)を極めたさまざまな技法・学問を生み出してきた。日本という国が培ってきた文化・芸術の基本形が、ここには集積されている。国民文化祭の開催をきっかけとして、ここ京都から、ありふれた日々のいとなみのなかに文化の基本形を再発見し、日本の文化をふたたび創造性あふれる感受性豊かなものへと向かわせる潮流を生み出したい。


京都は古来、開かれた地である。北は丹後から南は山城まで、京(みやこ)とつながり、京を吸収し、京とその外部をつないできた人びとによって、支えられてきた。また、たえず外の力、外の人が流れ込み、その力が京をコアとした地域の文化を駆動してきた。
たとえば、古(いにしえ)より先進的な文化や技術をもった渡来人の定住が各所に見られ、「平安京」が定められて以降は、各地の職人・達者などが京に集い、そこに京都の伝統産業や技芸、文化の礎が築かれた。その後も、海外の文化を積極的に吸収し、技を磨き、極めるとともに、世界にも類まれな「和」の文化を育んだ。外なる世界に開かれ、また内には先取・革新の気風を宿すというダイナミズムを、京都はその活力の源としてきた。
ここに生まれた文化・芸術の基本形は、日本文化の原点というよりは、人類が培ってきた世界文化の基本形の一つである。その核にあるものをこの国民文化祭であらためて探りあてることによって、激動する世界の中で今後、日本社会がどのような生き方、どのような生活の様式を、全国に、そして世界に提案をできるかを考えてみたい。世界から京都へやってきたものを、次は京都から世界へ返したい。


資源・地球環境の問題をはじめとして、高齢化社会、教育問題など、21世紀の日本はさまざまの困難な問題を抱え込んでいる。このような時代にあって、経済的な豊かさや効率性に代わる別の生き方、別の価値観、社会運営の新しい方式が求められている。
京都には、生活の行事・催事に四季のリズムがたくみに織り込まれ、歴史と芸術と宗教と自然とが日常の暮らしに浸透するなど、日本人のライフスタイルの原型が深く息づいている。これをもとに、来るべき時代を生き抜いていく知恵を見いだすとともに、地域の絆を再生し、新たなライフスタイルの提案を行うなど、21世紀の人類社会において京都が果たすべき役割を再認識するきっかけとなるような祭典を目指したい。
国民文化祭は、ともすれば県・府民のための文化祭となりがちである。京都で開催する国民文化祭では、以上述べたような視点から、21世紀における文化・芸術の基本形を目に見えるかたちで提示していきたい。「京都らしさ」にこだわることなく、人類社会の普遍的な価値を探り、そのために京都が果たすべき役割を明確に打ち出していきたい。そのことが、これまでにない、日本文化の粋が集積する「京都ならでは」の国民文化祭の実現につながると信じている。

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大震災により国民生活が未曾有の危機に直面している状況下で開催する国民文化祭であることをとしての誇りを共有踏まえ、京都の重大な責務として、日本の文化や伝統の素晴らしさに触れ、 日本こころを見直すことを通じて、日本人し、国を挙げての復興の気運を高める国民文化祭を目指す。

主催事業
平成23年10月29日(土)から平成23年11月6日(日) (9日間)
協賛事業
平成23年4月1日(金)から平成23年11月30日(水) (8ヵ月間)
広く京都府内各地で開催します。
音楽、舞踊、演劇、芸術、文芸などの芸術文化から、地域独自の伝統文化や生活文化まで、京都府内すべての市町村で約70のイベントを予定しています。
