2010.06.14
平成22年の国民文化祭「連歌の大会」に先駆け、今秋、プレ大会を実施します。
それに伴い、皆様から連歌の作品を募集したいと思います。参加は無料ですので、興味のある方は是非ご応募ください! (´∀`∩
募集「第三」は、次のような点に注意して作ってください。
春の部
□み教へを伝へむ不二の八重桜 忠夫
□東風かをりくる名にし負ふ寺 幸子
【作例】
□巫女の挿頭の白藤ゆれて 七七
→第三は長句(五七五)です。この作品は短句(七七)になっています。
□たづさへてともにめざさむ春の嶺 留め方に問題があります。
□霞立つ湖上にゆれる舟の影 留め方に問題があります。
→第三は体言(名詞)で結びません。「て、らん、もなし」などで留めることが原則です。
□槍穂高峯々はるかかぎろひて 名所
□春祭君の姿に逢ひ逢ひて 神祗 恋めく
□段のぼる老と老とが手を取りて 述懐めく
□大師様のお姿しのぶ涙して 釈教
→第三には重い内容の主題を詠みません。例句はそれぞれ、名所(固有名詞)、恋と神祗、述懐、釈教にふれる内容を含んでいます。この五つの主題を詠むことは避けてください。
□都路は柳の糸もなよやかに 植物が打越
□百舌鳥四方の空より集ひ来て 数字が打越 「来る」が前句にあります。
□十一面観音さまに恋をして 数字が打越 恋 釈教
□三ツ瀬川牡丹やさしく匂ふらん 数字・植物打越 「かをり→匂ひ」が付き過ぎです。夏季に転じています。
→発句には植物である「桜」のほか、「二・八」の数字が含まれています。このため、第三で植物と数字を詠むことはできません。牡丹は夏の季語ですから春の句になりません。
夏の部
□ときは今天が下しる五月かな 光秀
□水上まさる庭の夏山 行祐
【作例】
□ハンカチを水に浸して山開き 山と水の字が前句に既出です。カタカナ語あ
り。
□竜天に登ると聞けば見まほしく 天の字が打越に既出です。
→これらは、すでに登場している単語を繰り返しています。カタカナ語は避けてくだ さい。
□衣には剣を隠すけはひにて 内容が不穏で第三にはふさわしくありませ ん。
→第三は格調高く、おおらかな句ぶりが望ましいのです。
□一杯のうまし真清水掬ぶらん 漢語を含んでいます。
□名園と知らず子供ら騒ぎゐて 漢語を含んでいます。
□北斗の柄かくす新樹の滴りに 漢語を含んでいます。発句に降物(五月雨)の気配があり、「滴り」は避けることが賢明です。
→それぞれ、「一杯」「名園」「新樹」が漢語(漢字音読み熟語)です。
□はるかなるその南より風吹きて
→「その」は指示語のため前句にぴたりと付き、結果としては第三にふさわしい句柄ではなくなってしまいます。第三は発句と脇句が作る世界から、思い切って離れることが原則です。
これらの点によく気をつけて、作品をお寄せください。
下記PDFにある応募票、応募用紙をプリントアウトして応募できます。
kokubunsai-kyoto2011.jp/upload/image/media/%E9%80%A3%E6%AD%8C.pdf